専業主婦の再就職に資格は必要?私が資格取得より先に働くことを選んだ理由
「子どもが小さいうちに、資格を取っておいた方がいいのかもしれない。」
再就職を考え始めたとき、そう思ったことがありました。今すぐ働いても保育料や仕事にかかる出費を考えると、手元に残るお金はそれほど多くない。それなら、今のうちに資格を取って、準備が整ってから動く方がよいのではないか。
この記事は、そう迷った経験のある方へ向けて書いています。
私が実際にどう判断したか、働き始めてみてどうだったか、正直に書きます。
資格を取ってから働こうと考えた理由
子どもが小さく、今すぐ働ける状況ではなかった
子どもがまだ小さく、預け先が整っていない時期は、フルタイムで働くことが現実的ではありませんでした。
保育園に入れるかどうかもわからない状況では、仕事を始めることより、子どもの預け先を確保することが先決でした。その待ち時間に、資格取得の勉強をしようという気持ちになるのは、自然なことだったと思います。
今働いても、収支がほぼ変わらないかもしれない
再就職後の給料を調べてみると、ブランク明けで受けられる仕事の収入はそれほど高くありませんでした。
そこから保育料、仕事のための出費(交通費・服・子どもの急な対応のための諸費用)を引いていくと、手元に残るお金は多くないと感じていました。「今働く意味があるのか」と迷う気持ちが、正直ありました。
準備が整ってから動きたかった
ブランクが長くなると、自信がなくなります。
きちんと準備をしてから動きたい、という気持ちは自然なことだと思います。資格があれば、その不安が少し和らぐような気がしていました。
それでも、資格取得より先に働くことを選んだ
勉強している間にも、ブランクは長くなる
資格取得の勉強には、短くても数か月、長ければ1〜2年かかることもあります。
その期間も、ブランクは積み上がっていきます。資格が取れたとしても、「ブランクがさらに長くなった状態での就職活動」になります。私は、年齢そのものよりも、ブランクがさらに長くなることを気にしました。
勉強だけでは、職歴にも実績にもならない
資格は持っていても、実際に働いた経験がなければ、職務経歴書に書ける内容は変わりません。
採用する側が見ているのは、「何ができるか」だけでなく「最近どんな仕事をしていたか」でもあります。勉強している期間は、職歴の空白として残ります。
最近の仕事として話せる経験を作りたかった
再就職先への応募で「最近どんな仕事をしていましたか」と聞かれたとき、答えられるものを作りたかった。
勉強中だったという話より、実際に働いていた話の方が、面接では伝えやすいと思いました。新しい資格を取るより、まず実務経験を作ることを選んだのは、そういう理由でした。
最初の給料が低くても、働いてよかった
収支がほぼ変わらなくても、得られたものがあった
実際に働き始めてみると、手元に残るお金は想定通り多くはありませんでした。収入だけを見ると、本当に働く意味があるのか、と感じることもありました。
それでも、働いてよかったと今は思っています。
仕事の生活リズムを取り戻せました。職場でのコミュニケーションの感覚が戻りました。毎月、どんなに小さくても、自分が稼いだお金が入ってくる状態になりました。そして何より、次の応募のときに「最近の職歴」として話せる経験ができました。
最初の給料が、その後の収入の上限ではなかった
最初の会社の給料は低かったです。でも、それがずっと続くわけではありませんでした。
仕事の感覚を取り戻し、実績が積み上がるにつれて、次の選択肢が見えてきます。最初の条件だけで、将来を決めなくてよかった。再就職直後の給料は、今の自分の出発点であって、終着点ではありませんでした。
仕事に慣れてきた頃、次のキャリアを考え始めた
入社直後は、目の前の仕事を覚えることで精いっぱいでした。
次のことを考え始めたのは、もうすぐ勤続1年が見えてきた頃です。業務に慣れ、職場のリズムがつかめてきてから、「次はどうしようか」と考える余裕が生まれてきました。
最初の会社で、次に進める土台ができた
最初の会社で得たものは、専門的な技術だけではありませんでした。
子どもたちが保育園に慣れていきました。朝送り出して、夕方迎えに行く。その繰り返しが日常になり、保育園に行くことが子どもたちにとって当たり前の生活になりました。自分がどのくらいの時間・負荷なら無理なく働けるか、数字ではなく実感として分かるようになりました。
次の仕事を選ぶとき、条件の比較ではなく「自分の生活で続けられるか」という基準で考えられるようになったのは、この経験があったからだと思っています。
資格取得を優先した方がよい場合もある
資格を取ること自体が、間違いだとは思っていません。たとえば、以下のような場合は、資格取得を優先する考え方もあると思います。
- 希望する仕事に、その資格がないと就けない
- 家庭や健康上の理由で、今すぐ働くことが難しい状況にある
- 取得後に目指す仕事が具体的に決まっていて、資格取得にかかる期間や費用を回収できる見込みがある
ただ、時間やお金をかけて取得するからこそ、事前に確認しておきたいことがあります。
それは、その資格が実際の就職や転職につながるのかどうかです。
「あれば有利かもしれない」と思って取った資格でも、希望する求人では応募条件になっていなかったり、採用時にあまり重視されなかったりすることもあります。
資格の勉強を始める前に、まずは希望する仕事の求人票を見て、どのような経験や資格が求められているのかを確認してみてもよいと思います。今すぐ応募するのが難しい場合でも、求人を見るだけなら、資格取得後の働き方を具体的に考えるきっかけになります。
実際に求人を調べたり、転職活動を進めたりする中で、「この資格があれば次につながりそう」と分かってから取得を考える、という順番でも遅くはありません。資格を取ること自体を目的にするのではなく、その先の働き方まで見たうえで選べるとよいと思っています。
まとめ
- 再就職に、資格は必須ではない
- 資格を取るなら、取得後にどんな仕事に就くかまで見据えて考える
- 最初の給料や条件が、その後もずっと続くわけではない
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