専業主婦の再就職は難しいと思っていた私が、内定をもらうまで
「私なんかが再就職できるの?」と思っていた
結婚を機に仕事を辞め、子育てに専念していました。毎日忙しく過ごしていましたが、子どもが少しずつ大きくなるにつれて、再び働くことを考えるようになりました。ただ、そのときの私は最後に正社員として働いてから5年以上が経っていました。
「今さら働けるのかな」
「ブランクが長すぎるんじゃないかな」
「面接で何を聞かれるんだろう」
そんな不安ばかりが頭に浮かびました。求人サイトを開いては閉じる。転職サイトに登録しようとしてはやめる。そんなことを何度も繰り返していました。
周りの友人たちは仕事を続けてキャリアを積んでいるように見えて、自分だけが社会から取り残されているような気持ちになることもありました。
そんな気持ちのまま、日々の生活に追われて2〜3ヶ月が過ぎていきました。
今振り返ると、再就職活動で一番大変だったのは職務経歴書でも面接でもありません。最初の一歩を踏み出すことでした。
だから今、「働きたいけど怖い」「私なんかが再就職できるのかな」と思ってこのページを読んでいる方がいたら、大丈夫です。私もまったく同じところからスタートしました。
当時の私
ブランクは5年超。
仕事を辞めた頃は「また働きたくなったら働けばいいか」と思っていたのに、気づけばあっという間に5年以上が過ぎていました。
その頃の私は、自信をすっかりなくしていました。
求人サイトを見ても、「私にできる仕事なんてあるのかな」と思うばかり。フルタイムで働くなんて無理だろうし、パートですら採用してもらえる気がしませんでした。
娘に、
「お母さんは、家事をする人でしょ?」
と言われたことがあります。
もちろん悪気はなかったと思います。でも、その言葉を聞いたとき、「私は子どもにどんな背中を見せているんだろう」と考えました。
働くことだけが正解ではありません。それでも私は、娘が大人になったとき、「お母さん、かっこいいな」と思ってもらえるような背中を見せたい。それが、再就職活動を始めるきっかけでした。
転職活動の2ヶ月
最初の1ヶ月は、東京都が運営している無料の再就職支援に参加したり、転職エージェントへの登録が主な活動でした。本格的に応募し始めたのはその翌月からです。
2〜3ヶ月の活動で、何社応募したかは正直覚えていません。落ち込むので数えなかったし、もっと多かったかもしれない。書類選考で落ちたところが多数ありました。それでも続けられたのは、「落ちた=自分がダメ」ではなく、「合わなかっただけ」と少しずつ思えるようになっていたからかもしれません。
圧迫面接だと感じた会社から、内定をもらった
ある会社の面接では、男性の面接官が5人以上ずらりと並んでいました。圧力を感じる雰囲気で、終わった後にエージェントの担当者から感想を聞かれて、こう答えました。
「手応えはありません。正直、あまり働きたいとも思えませんでした。」
そこから内定をもらいました。
自分の感触と結果は、必ずしも一致しない。それを実感した経験でした。
適性検査1時間で落とされた会社
別の会社では、一次面接で1時間の適性検査を受けさせられました。その後、簡単なやり取りだけで不合格。フィードバックは「ビジネスマナーが良くなかった」というものでした。
でも、落ちたことで、ビジネスマナーを見直すきっかけになりました。
内定をもらった日
電話を受けたとき、最初に思ったのはこれでした。
あ、私でもフルタイムで働けるんだ。
専業主婦って、評価される機会がありません。料理を作っても、家を片付けても、誰かに「よくできました」と言われることはない。
でも「採用」という言葉は、違いました。はじめて、社会から評価をもらった気がしました。それだけで、自信になりました。
家族に報告しました。実母は、私が働きたい理由を以前から話していたので、本当に喜んでくれました。子どもたちはまだ小さくて、「ふーん」という感じでしたが、それはそれでよかったと思っています。
きれいなオフィスで働けること、それだけでワクワクしました。自分の収入が生まれること。ママ友以外の、自分だけのつながりができること。それも、嬉しかった。
まず小さく始めることにしました。大丈夫だと確認できてから、フルタイムに移行する。4月から正社員として働き始めたとき、専業主婦だった私がまた社会に戻れた、という実感がありました。
動く前の自己評価は、当てにならない
入社後にTOEICを受けてみたら、900点を超えていました。
面接では「英語はできますか?」と聞かれて、「ある程度できます」とだけ答えていました。自分でここまでできるようになっていたとは思っていなかったし、子育て中はTOEICをゆっくり受ける時間もなかった。測ってみて、初めてわかりました。
自分のことは、案外自分でもわかっていないものだと思いました。
「私なんかが」と思っていた時期の自己評価は、正確ではなかったのです。
当時の自分に言いたいこと
頑張ったね。
あの時頑張ったのが、今につながっているよ。
書類で何度落ちても、手応えのない面接をしても、不安なまま動き続けたあの2ヶ月が、今の自分の土台になっています。
「私なんかが」と思いながらこの記事を読んでいる方がいれば、伝えたいことは一つだけです。
動いてみないと、わからない。
まず一歩だけ。その一歩の踏み出し方は、次の記事から書いています。
まとめ
- ブランク5年超・自信ゼロでも、2〜3ヶ月の活動で内定を得られた
- 書類落ちが多く、落ち込まないよう何社応募したか数えなかった
- 「採用」という言葉は、久しぶりに社会から評価してもらえた感覚だった
- 動く前の自己評価は当てにならない。動いてみて初めてわかることがある
「何から始めればいいかわからない」という方は、ステップ別の完全ガイドを読んでみてください。